こんにちは、ギリゾーです!
2025年4月資産約4000万円でFIREしました。
FIREする人の資産額としてはギリギリです。
というか、そんなに少なくて大丈夫?って感じ。
「この資金でFIREできるのか?」という疑問を持つ人が多いでしょう。
そこで今回は、必要な生活費ごとに、4000万円の資産でFIREを達成するにはどれくらいの運用利回りが必要なのかをシミュレーションしてみました。
- FIREの基本条件と重要ポイント
- 資産4000万円でFIREするには?生活費ごとの年間必要額を計算
- 生活費15万円〜50万円まで8パターンのシミュレーション結果
- 必要な運用利回りを実現するには?具体的な資産運用方法
- リスクと注意点:安全にFIREを目指すためのポイント
- まとめ:あなたの生活費から逆算するFIRE計画を
FIREの基本条件と重要ポイント
FIREを実現するには主に以下の3点が重要です。
-
生活費を明確に把握すること
毎月どのくらいの支出があるかがわからなければ、必要な資産額や運用利回りの計算はできません。 -
資産からの収入(配当やスワップなど)で生活費を賄うこと
資産を減らさずに生活費を出せる「利回り」が鍵となります。 -
税金やインフレなど将来リスクへの備え
税金や物価上昇を考慮し、現実的な計画を立てる必要があります。
資産4000万円でFIREするには?生活費ごとの年間必要額を計算
まずは年間に必要な生活費を設定します。
例えば、
月の生活費 | 年間生活費 |
---|---|
15万円 | 180万円 |
20万円 | 240万円 |
25万円 | 300万円 |
30万円 | 360万円 |
35万円 | 420万円 |
40万円 | 480万円 |
45万円 | 540万円 |
50万円 | 600万円 |
皆さん、毎月いくらくらいで生活していますか?
僕は基本的に20万円以下で毎月生活しています。
なので、年間240万円くらいの収入があれば安心して生活できます。
この年間生活費を4,000万円の資産で賄うためには、税引き後でどの程度の運用利回りが必要なのかがポイントとなります。
生活費15万円〜50万円まで8パターンのシミュレーション結果
月生活費 | 年生活費 | 税引き後 必要利回り | 税引き前 必要利回り | 税引き前 必要額(円) |
---|---|---|---|---|
15万円 | 180万円 | 4.5% | 約5.65% | 約2,260,000円 |
20万円 | 240万円 | 6.0% | 約7.52% | 約3,008,000円 |
25万円 | 300万円 | 7.5% | 約9.39% | 約3,756,000円 |
30万円 | 360万円 | 9.0% | 約11.27% | 約4,508,000円 |
35万円 | 420万円 | 10.5% | 約13.14% | 約5,256,000円 |
40万円 | 480万円 | 12.0% | 約15.02% | 約6,008,000円 |
45万円 | 540万円 | 13.5% | 約16.89% | 約6,756,000円 |
50万円 | 600万円 | 15.0% | 約18.77% | 約7,508,000円 |
※計算は税率20.315%で計算。税引き後の金額 = 税引き前 × (1 - 0.20315)
僕は月20万円なので、税引前で約7.52%の運用利回りが必要となります。
もっと余裕を持って月25万円とすると、税引前で約9.39%が必要利回り。
必要な運用利回りを実現するには?具体的な資産運用方法
では、その利回りをどうやって実現していくのか。
具体的な投資手法や資産配分の例をご紹介します。
1. 高配当株・ETFで「配当利回り」を狙う
- 国内高配当株、国内高配当ETF
利回り4~6%の銘柄を中心に複数銘柄に分散投資。
例えば、:GX優先証券ETF(約6.24%)、三菱HCキャピタル(約4.4%)など。 - 米国高配当ETF
QYLD(約13%)、JEPI(約7.84%)など。為替リスクはあるが、利回りと分散効果で安定感。
2. FXスワップで「金利差収入」を積み重ねる
- メキシコペソ/円、南アフリカランド/円
各社スワップ:15~27円/万通貨前後。レバレッジ2~3倍で運用すれば、年利15%超も可能。 - トルコリラ/円
超高スワップだが為替リスクも特大。分散投資のアクセントにチャレンジ枠として。
3. 債券・リートで「安定収入」を確保
- 国内社債・外債
日本国債や社債は利回り0.5~2%程度。外国債は3~4%のものもあるが為替リスクあり。 - REIT(不動産投資信託)
利回り約4~7%。配当と値上がり益の両方を狙える。
例えば、マリモ地方創生リート(約6.51%)、ジャパンホテルリート(約6.09%)など。
4. ポートフォリオ例:年利7〜8%想定
僕が必要な月20万円の生活費のためには、税引前で年利7~8%くらいの運用利回りが必要。
適当に分散してみます。
資産クラス | 割合 | 想定利回り |
---|---|---|
国内高配当株 | 50% | 4.5% |
FXスワップ通貨 | 30% | 15.0% |
REIT | 20% | 5.0% |
合計想定利回り | — | 7.75% |
仮定の計算ですが、このように分散することで、リスクを抑えつつ目標利回り(例:税引き後6%)をクリアしやすくなりました!
この利回りなら税引前で年間310万円、税引後で約247万円の収入になり、月20万円の生活費を稼ぐことが可能です。
リスクと注意点:安全にFIREを目指すためのポイント
4000万円の資産を運用しながらFIREするには、利回り以上に「リスク管理」が重要です。
以下の注意点を必ず押さえましょう。
1. 為替変動リスク
2. 配当/スワップポイントの縮小リスク
3. 市場急落リスク
4. 税金・インフレリスク
- 増税やインフレで生活費が上がる可能性も。
- 対策:支出を定期的に見直し、資産を「インフレ耐性資産」(不動産など)にも分散。
まとめ:あなたの生活費から逆算するFIRE計画を
資産4000万円でFIREするための運用利回りを、必要な生活費ごとにシミュレーションしてみました。
今回は投資元金が減らないよう生活費全額を運用益で賄うシミュレーションをしましたが、運用をしつつ投資元金も取り崩して生活する場合はもっと少ない利回りで大丈夫です(その場合は、資産が無くなるのが先か、死ぬのが先かというチキンレースのような状況になりますが…)。
僕の場合は、月20万円の生活費なので、税引き後6%、税引き前7.52%の運用が必要になります。
もう少し余裕を持つなら、あと数%利回りを上げたいところですが、NISA枠を使うと非課税になるので効果的です。
僕は「高配当株・ETF+FXスワップ+リートなど」に分散することで、少ない資産でもリスクを抑えつつ目標利回りを達成しています。
皆さんも必要生活費のためにはどのくらいの利回りが必要か妄想してみてください。
僕はFIRE前いつもそんなことばかり考えていました。
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